泉花凜の文字語り

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気まぐれアニメ感想文『日常ほのぼのアニメ』

 

アニメを観るのが日課で、最近は「日常ほのぼの」という癒しアニメを好んでいる。特に大きなストーリーの起伏がなく、日本の日常を淡々と追っていく牧歌的な物語だ。

個人的にお気に入りのアニメがこちら。

 

 

けいおん! (2ndシーズンは「けいおん!!」)

平成の後半のアニメとして大いに流行った、バンド初心者の女の子たちが軽音部を作って楽器を楽しむアニメ。部活ものとして今でも上位に入る人気の作品で、女の子たちの仲睦まじい様子と日々の学校生活の平和なシーンが、当時の多くの視聴者を微笑ましい気持ちにさせた。

作品を通して描かれるのは、唯を中心としたガールズグループ五人組の、ちょっとアホで愛しくて、ほのかな百合風味が漂う青春の時代。甘いお菓子を食べた後のような幸せな気持ちに浸れる、ハッピースクールコメディだ。

作品には女子生徒しか映っていないので、女子校なのだろうか? モブの子たちまで可愛い(笑)ので観ていて飽きません。これぞ目の保養。

 

ガイコツ書店員本田さん

外国人観光客が多く訪れる駅の近くの書店に勤める書店員、本田さん。原作では本田さんは女性なのだが、アニメ版では男性キャラとして登場。

漫画を求めてやってくる外国人のお客さんの直球な質問に心の中で「ぐはっ!」とオーバーリアクションを取る本田さんがおもしろくて癒される。確かに痛快なツッコミのシーンでは、男性の声の方がより素っ頓狂なおかしみを感じていいのかもしれない。(ということで男性版に変わったのかな?)

書店員の仕事は多忙で、なかなかにハードな現場なのだが、職場の同僚たちがナイスキャラと呼べるほど濃ゆい性格で奥が深い。「本田さんと愉快な仲間たち」というキャッチフレーズが似合いそうな、殺伐なタイムスケジュールに負けないハートウォーミングな職場の空気感にユーモラスな笑いが起きる。

仕事は大変だけど、好きなものに関わる仕事は尊いというのは、やはり真実なのだろう。

十五分ほどのショートアニメなので、「ながら見」でも全然問題なく楽しめます。ちょっとした休息時間にどうぞお楽しみください。

 

クールドジ男子

顔がよかったりスポーツ万能だったりと「イケメン」枠の男子なのに、間抜けなドジっぷりを発揮して、完璧を演じきれない愛すべき男たちの青春群像劇。

年齢は大学生、高校生、専門学校の生徒、社会人とけっこうバラエティに富んでおり、違う世代の人たちが違う環境の中、ひょんなことで知り合い、きっかけができて次第に仲良くなっていく過程が自然に描かれており、青春ものとしても上質なドラマだった。

そして彼らのドジっぷりが「ククッ」と声に出して笑ってしまうくらい可愛い(笑) 「それ、私もやったことあるわ~」というものから「何でそうなる!?」といった仰天ものまでさまざまだ。

出てくる登場キャラはみんな善人で、悪意の欠片もこの作品には出てこないので、心のデトックスにもいいかもしれない。会社や学校帰りに観たら癒されること間違いなしです。

 

スーパーカブ

身寄りもなく、友だちもなく、これといった趣味もない一人ぼっちの女子高生、小熊。彼女の単調な毎日はある日、「スーパーカブ」という中古のバイクを手に入れたことで少しずつ変わり始める。

まだ第3話までしか観ていないが、小熊ちゃんの、無表情なようでいてコロコロ変わる愛くるしい表情や、周囲の人たちの牧歌的なやり取りが愛おしい、まさに「癒しアニメ」の正面を走る王道の作品だ。これから先、彼女の周りにどんな素敵な変化が表れるのか楽しみである。

時代的に、みんなの持っているものがスマホでなくてガラケーだったり、親のいない高校生が児童施設でなく一人暮らしをしている点が、少し前の時代背景なのかな?と感じた。

個人的にこの中でダントツに楽しみに観ている癒し系アニメである。

 

 

dアニメストアに登録しているので、ここで配信されているアニメが中心。

自分自身の感情の起伏に疲れた時に、上記の作品を観て癒されている。

他にも日常ほのぼのアニメはたくさんあるので、是非とも検索欄や口コミを使って良質なアニメをもっと発見したい。

 

 

 

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