書く、とは。
言葉にできない気持ちを書き殴る。
毎日を暮らしていて、いろいろな刺激を受けて、そのたびに身体で起こる副反応が大小さまざまな言葉を生み出していく。
ポジティブだったり。ネガティブだったり。
現在Eテレで放送されている「言葉にできない、そんな夜。」という番組がとてもいい番組なので、推したい。
言葉を愛する各界の著名人やタレントさんが、「初恋」や「反抗期」などそれぞれの言葉に沿ったテーマで、自分なりの文章を生み出していく。
ジャンルは違っても「表現」に携わる方々の、それぞれにクリエイティブな言語表現が毎回ユニークで詩的で素敵だ。思わず毎週録画をしてしまった。
特に、俳優、橋本愛さんの番組内での台詞が詩心があって、毎回はっとする響きを伴って視聴者に届く。「レモンを手で搾り取ったような気持ち」「怒りの感情を巻き戻し再生しなくなった時が相手を許せた瞬間」などなど、彼女の表現には私が言い表せなかった難しい感情を、さらりと代弁してくれたかのような気持ちよさがある。(彼女のファンになりそうです)
相手に伝えるための言葉、自分で完結するための言葉。どこかで誰かに出会うための練習を、言葉というコミュニケーションツールで、日々行っている。
いつか、自分にぴったりの気の合う人、あるいは運命の出会いが訪れた時には、美しい言葉遣いでその時の心の世界を表現したい。